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PSVitaにUSBコネクター追加

公式ページでも載っていますが充電のコネクターはPSが正面に向くように刺さないと充電出来ません。
写真のようにチョット硬いですが逆向きでも刺すことが出来てしまいます。
※逆刺しだと充電も出来ませんし、コネクター部分の破損に繋がるかもしれませんので、注意しましょう。

 

充電しながらゲームをするときも邪魔になりますし、寝転がってやり辛そうです。
あとは、専用コードなので出先でケーブルを忘れた場合充電することもできません。

そこで汎用性のあるUSBコネクターに変換します。
元々本体に付いているコネクタードックはそのまま残して、加工をしてみました。

まずは分解・・・・・



メイン基板の表側の加工となります。
ドックコネクター部分から配線を引き出します。



USB配線引き出し箇所です。
仮に@〜Cまでの数字を書いておきます。
@は写真の中にありませんがGNDです。(下の写真のコネクターの台のハンダ部分から取りました。)

配線してみました。
AとBがかなり近いので先にハンダを少し盛ってやってから配線を繋げるようにしてみました。
順番はC赤−B白−A緑と繋ぎました。
ここは引っ張るとハンダごとパターンが剥がれる可能性があるので、慎重に作業をして、隣とブリッジ(道通)が無いのを確認できたらホットボンド等で固定しておきましょう。

先に組み込む場所の確保ですね。
PSPみたいに上から刺せるのが良いのですが、ソフトを入れる所の隣はアクセサリー端子(何付けるんだろう?)なる物が合って付けることが出来そうもありません。
そこでその横のスペース部分に入れるようにしてみました。

  

カメラの穴の横で、フィルムアンテナが付いている台の部分を加工してこの中に組み込もうと思います。
外の外装にそのままUSBコネクターを引っ付けても良いのですが、今後、分解することを考えてこの台座の中に組み込みます。

   
上:マイクロUSB 秋月電子通商
下:USB ミニB  秋月電子通商
左:マイクロUSB 秋月電子通商
右:USB ミニB  秋月電子通商

場所が決まったので、配線にUSBコネクターの取り付けです。
USBコネクターも色々種類がありますが、中に組み込むためには小さいものを選ばないと組み込むことが出来そうにありません。
USBミニBでも良かったのですが、最近スマートフォン等の充電コネクターがマイクロUSBということも有り、ケーブル類はコンビニにでも買うことが出来るので、マイクロUSBを使います。

  

試しにミニBを入れて見た所です。
綺麗に収まるのですが、VITAの外装が曲面なので見た目が悪くなりそうだった為変更しました。
今から考えると、外装からコネクター部分が少し飛び出すぐらいで収まったかもしれませんが・・・

マイクロUSBの配線箇所
CBAは並んでますが、Aと@の間の端子は配線しなくていいです。



取りあえずそのまま配線してみました。
この状態である程度仮組みし、電源を入てみました。
電源を入れてUSBを挿した所VITAとPCを繋ぐ状態(PSVita純正USBケーブルをPCと繋いだ状態)になりました。
USB接続と認識しているみたいです。
配線はこれで良いのですが、もう一工夫しましょう。

USBケーブル単品で充電出来たり、データ転送出来たりすれば邪魔な充電器からも開放されます。(良いか悪いかは分かりませんが)
PSVitaから出たUSBケーブルのAとBを繋ぎUSB接続すると充電が始まる仕組みなので、ケーブルを加工・・・だとそのケーブルを忘れたら意味が無いのでスイッチで切り替えできるように加工します。

ディップスイッチのサイズで1極2回路切り替え出来るタイプの物を使いました。
何処で買ったか忘れたので似たような物を載せておきます。

SLIDE SWITCH DPDT GULLWING: CAS-220TB

http://www.digikey.jp/product-detail/ja/CAS-220TB/CAS220GCT-ND/341727

写真のようにディップスイッチ端の片側の足、左右を繋ぎます。(抵抗などの足の部分を使いました。)
PSVitaから出た配線をスイッチの真ん中に配線し、残りの配線をUSBコネクターに繋ぎます。

一度、PSVitaとUSBの配線を作り上げて間にスイッチを付ける方が間違わなくて良いと思います。
これで再度仮組みして、スイッチの切り替えで転送モードと充電モードに切り替わるか試します。
スイッチの切替時はPCからUSBケーブルを抜いて切り替えてくださいね。何が起こるかわからないので。

動作確認出来たら台に組み込みます。

 

台をUSBコネクターやスイッチが入るように切り取り図のように斜めに固定しました。

コネクターは外装の中に収めてあります。
外装と面にした方が見た目が良いのですが、アンテナ台を脱着する際に無理な力が掛かるのでこの形にしました。
※ホットボンドでコネクター類を固定するのですが、バッテリーより配線など飛び出さないように固定しないと蓋が閉まらなくなります。

  

外装の加工
外からUSBケーブルを挿せるように穴を開けます。
ドリルで穴を開けてから、ヤスリとナイフで整形しました。

  

基盤を取り付ける前に、配線を通す所の加工をします。
右の写真の赤い矢印のように配線が通るので、その辺りの邪魔なものを取り除きます。
ニッパー等で切り取りました。

取り外したもの全てを付け直しし組み込みです。

一箇所注意が必要です。
ゲームスロットのカバーを取り付ける棒を1本切りました。(左側の棒)
ちょうどここにスイッチが来るので当たりそうなので短くしました。

  

電源を入れて充電モードで繋げてみました。
PSマークがオレンジ色に光り、バッテリーのマークがビリビリに変わればOKです。

  

もう少し綺麗に穴を開けた方がいいですね。

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