でっかい3DS作ってみた!3DSLLLL?
偽トロキャプチャ+タッチパネル
前回作った3DS(カメレオンUSB_SPA)で画面をPCのディスプレイに出すことは出来るようになりました。
そこで今回は、その大きい画面でタッチパネルが使いたいと思い工作開始
タッチパネルを解析し・・・・無理です。
いつもの様に配線引き出して別の大きなタッチパネルに入力するようにしてみましょう。
タッチパネルの種類も何種類かあって
抵抗膜方式(4〜8線式)・・・今回使うものは抵抗膜方式の4線式で DSliteや3DS等多くの物で使われていて比較的簡単な構造です。
静電容量式・・・iPhoneやATMなどはコレを採用しているみたいですね。
超音波表面弾性波方式・光学式・電磁誘導方式・・・何に使われているのでしょうね?
大きなタッチパネルを探す前にディスプレイに表示した3DSの下の画面の大きさを測らないと先に進めません。
ココからはディスプレイの大きさによって変わってくるので注意が必要です。
今回使ったディスプレイは、三菱 RDT231WM-Xというものです。
ビュアーソフトはblog::non-standard.comのn3DSview_lightを使いました。
ソフトを起動し画面を出して全画面表示で3DSの下画面を測ります。
50:50 | 66:33 | |
横画面 | (縦)145×(横)190 | (縦)97×(横)127 |
縦画面 | (縦)229×(横)172 |
これは画面の大きさ=アクティブエリアです
横画面だと上下とも画面が小さくなるので縦画面として使います。
今回のタッチパネルはこちらで購入;aitendoのタッチスクリーンです
買ったのは
●画面サイズ:10.4 型
●外形寸法:234.0 x 178.0 (mm)
●可視エリア:216.0 x 163.4 (mm)
●アクティブ エリア:212.0 x 159.4 (mm)
●パネル厚さ:2.3 / 3.0 (mm)
●端子長さ: 87.5 (mm)
●コネクタピッチ:2.0(mm)
なのですが、アクティブエリアが実寸より少し小さい感じがしますが問題ありませんでした。
●画面サイズ:11.3 型
●外形寸法: 244.50 x 186.50 (mm)
●可視エリア: 236.00 x 177.50 (mm)
●アクティブ エリア: 231.00 x 173.50(mm)
●パネル厚さ:2.30 (+/-0.15) (mm)
●端子長さ: 88 (mm)
●コネクタピッチ:2.54(mm)
こちらの方が大きさは良いかもしれませんね。
どちらも在庫はすくなっています・・・・
大きさの比較10インチとDSLiteのタッチスクリーンと比較です。
かなりい大きいです。
コネクターはこのような形になっていて外部と接続しやすくなっています。
タッチスクリーンが用意できたら3DSの加工です。
分解手順 :ネジを外してコネクター取って基板を出します・・・・・・
基板まで出さなくていいです。
裏蓋を取り電池を抜いて、裏の外装を取り外すだけでいいです。
イヤホン端子の横にタッチパネルのコネクターがあります。
ここに配線を割りこませようと思ったのですが、タッチパネルを2つ繋げると抵抗値が倍になる(誤動作)かも?配線細かいのでめんどくせ。
と言うことで別の方法コネクターを生かしたまま、配線を引き出そうと思います。
4配線でフレキケーブル・・・ケーブルに直接はんだするのは難しい(溶ける)のでケーブルから基板になっている物がいいですね。
3DSの基板を眺めて良い物発見。
3DSのアナログコントローラーです。
この根元部分を貰います.
と言っても本体から取るわけには行かないので、前に拡張スライドパッド改造で加工した残りを使います。
無ければ拡張スライドパッドを中古で探すか(900円ぐらい?)アナログだけ購入しましょう。
前記事の部分ですが、アナログスティックの裏赤丸の部分の飛び出しているグレーの部分を切り取り取ると裏のフタが外せます。
中の基盤を取り出し写真のように切り取ります。
切り取ったフレキケーブル+基板のハンダ付けできる部分(基板、金色の線)にハンダをして配線を繋ぎます。
要らないタッチパネルでも作れました。
タッチスクリーンの一枚目を剥がして接点部分だけを切り取ります。
接点部分は皮膜がありますが、半田ごてで表面を溶かして接点を剥き出しハンダ付けします。
接点部分は表2箇所、裏2箇所となっています。
あまり熱を入れすぎるとフレキシブルケーブルが溶けてしまいます。
青・黒の配線が面
赤・黄の配線が裏
です
先端にこの様なものをハンダ付けしました。
PCの部品で内蔵USBコネクターなどを別のコードに繋ぐものでしょうか?
ピンヘッダと言うものらしいです。
http://www.marutsu.co.jp/shohin_60528/
3DSの外装(縁の部分)を少し切り取り配線を挟んでも切れないようにしてみました。
右の写真のようにコネクターに挿しロックを固定します。
これで3DSのほうは終わりなのでカバーなど元に戻します。
注意
この時から3DS本体ではタッチパネルが使えません。
タッチパネルを使うのは加工コネクターを外し元のタッチパネルのコネクターを付けてください。
追記
本体タッチパネルを使いつつ外部タッチパネルも使えるようにしてみました。
本体のタッチパネルのケーブルを挿しその上に外部出力用のコネクターを裏返しにして差し込み固定してみました。
写真のように2枚挿しです。
図のように外部コネクターケーブルをA、本体タッチパネルをBとして
Aのケーブル接点を上向きでBはそのまま(純正)で2枚一緒に差し込んでコネクターのロックを倒して固定してみました。
真ん中にカメレオン基板が来るので端っこに差込用のコネクタを付けてみました。
2.54mmピッチコネクター 4ピン
http://www.marutsu.co.jp/shohin_40053/
タッチパネルの配線は購入したスクリーンによって配線が変わってきます。
配線が右から出ているものや左からや下から出ているもので違うと思います。
一緒に買った、タッチスクリーン(6.4)[KL000640A4W]と タッチスクリーン(10.4)[KL001040A4W]では配線方法が違いました。
自分の欲しい向きに調整してやる必要がありますね。
試す方法は、総当たりで抜き差ししてやる方法しかないのでしょうかね・・・
私は、まず順番道理に挿してみて(上の写真で) 緑白赤青次に逆、青赤白緑 赤青白緑 赤青緑白・・・・・という感じで挿しなおしてみました。
壊れる訳では無さそうなので起動しっぱなしで挿しなおして、触ってみる。
左右は合ってるけど上下が逆になったりました。
配線の仕方で向きは変えれます。
出来上がったら位置の確認です。
名前入力などで位置を確認しましょう。
私の場合は、左半分は良い位置でしたが、右半分はズレていました。
そこで3DSの設定-その他の設定ータッチスクリーンでタッチスクリーンの補正をしてやりましょう。
補正が終了したら再度位置確認です。
問題なければ配線加工は終了です。
ディスプレイに位置を合わせたタッチスクリーンを置きゲームを起動して確認しましょう。
この時に少しの両面テープでディスプレイに貼るとズレずにゲームが出来ると思います。
ボタンなども組み込み、ゲームが出来るように作ってみました。