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3DSにコントローラーを繋げてみた アナログ追加バージョン

前に三才ブックさんの記事で拡張スライドパッドにコントローラーを付けてみました。

これの拡張スライドパッド無しバージョンになります。
本体の加工は本を参考にしてみてください。

今回の加工には前回(頼まれて作ったもの)同様HORIのコントローラーを使いました。

HORIのコントローラー加工の注意点
配線引き出して乗っ取る事は同じなのですが、ボタン同士繋がっていいる黒色の帯みたいな物を、やすり等で切断しましょう。
誤動作の原因になるみたいです。

HORI ANALOG SINDOU PAD 2 配線箇所です。基盤裏のチップを切り取ります。

@
右  左  下  スタート  セレクト 

R2 R1 L1 L2 
 R

ここからこの加工のメイン部分です

まず、右のアナログはそのままでは使えなので加工が必要です。
半田吸い取り線など駆使してアナログを取りはずします。

 

次にアナログセンサー部分をはずしましょう。
爪で填まっているだけなので簡単にはずせます。
この中の白い部分を抜き取ります。
外側から爪で抜けないように固定されているので、ピンセット等で抓みながら抜き取りましょう。

  

センサーの中身
接点が三本出ていますが両端の2本は繋がっています。
スイッチとして加工するので右の写真のように頂点あたりをやすり等で削ります。

確認は方法はテスターで抵抗値を計ってみるのがいいと思います。
抵抗値が表示されれば、まだ繋がっているのだと思います。

    

組み付けなのですが、中の白色の接点部分を180度回して組み付けます。
これまでの加工を2つ(上下用と左右用)作ります。
組み付け出来たらアナログ風スイッチの完成です。

アナログを独立して配線するので赤色の丸(矢印の先)の所の繋がっている配線を切ります。
やすり等で切りましょう。

注意:繋がったままだと3DSに繋いだとき3DSの電源が落ちることがあります。

配線が切れたら加工したアナログスティック風スイッチを元に戻します。

 

 @  ・ Y
 A  ・  A
 B  ・ Y+X
 C  ・  X

と配線します。
GNDは@とAの間の配線の根元とBとCの間配線の根元です。(左写真の右上あたり)

YとXは同時に押すので整流ダイオードで一方通行に流れるようします。
綺麗に配線し直す前ですがこの様な形にしました。
@とCから出たものをBに入れるという形にしました。

コントローラーを分解した状態でいいので、3DSを起動させて動くか確認しましょう。
問題なく動けば組み込みなのですが、ひとつ問題があります。

コントローラーに組み込むとアナログスティックの傾きが足りないのです。

そこでケースを加工します。

  

ドリルの先に砥石を付けて矢印の部分を削り落とします。
ギリギリまで削るほうが良さそうです。
何度かケースを組んでみて調整します。
動かなければ分解して削るの繰り返しです。

移動もアナログなので動くように大きく削って穴を広げてあります。

追記:この加工をすると上記の傾きが足りないと言う症状は出なくなります。

コントローラー外部出力でアナログが動き難いとよくメールで問い合わせがあります。
内臓のアナログスライドパッドと外部に出したアナログが抵抗値の関係で外にあるアナログの方がより倒さないと認識しない状態になるみたいです。

解決法方法は内臓のスライドパッドを取って外部だけにするか、スイッチにより内部アナログと外部アナログを切り替えるだと思われます。

そこで切り替えスイッチ付きのアナログを作ってみました。

  

中身が新型のアナログだったので2極の切り替えスイッチを根元にハンダ付けし固定しました。
先端は使えなくなったタッチパネルの根本を切り取りハンダ付けしてあります。
参考記事:でっかい3DS作ってみた

配線図

内部のオン-オフだけとしています。

旧型アナログスライドパッドでも作ってみました。


写真のように配線カバーを切り取ります。
この時にナイフを入れ過ぎると、中の基盤まで傷をつけて配線パターンを切ってしまう事があるので注意です。
フレキケーブルの両端(穴が空いている所)のフレキケーブルを摘んで少し持ち上げ接点部分を半田ごてで温めてやるとフレキケーブを取り外すことが出来ます。
綺麗に取れたら配線を繋げましょう。

 

右の写真のように2番と4番の位置に0.5mmぐらいのピンバイスで穴を開けました。スイッチの脚を出すためです。
足の位置は使うスイッチによって違うので、足の幅に合わせた位置に穴を開けます。

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